生活のスタイルを変える！

生活のスタイルを変えるのって、簡単そうで、努力が必要です。洗濯の仕方、掃除の仕方を変えるって、面倒だし、時間はかけたくない。働く女性が多い昨今では、誰もが思うでしょう。確かに大手メーカーは、楽に家事ができるような製品を次々と発売しています。最近はやりの言葉に「時短」ってありますが、健康を害してまで「時短」って、必要なのでしょうか？皮膚がかゆくなって、病院に通って、睡眠不足になって・・・・掃除にしても同じことです。トイレや床、窓掃除などキレイにしようと思ってやっているのに、目に見えない毒性のものを塗り捲って、安心してはいませんか？知らず知らずにアレルギー体質になってはいませんか？「時短」できるのは、なぜなんだろう？って、考えることから始めてみませんか？

おうちのお掃除に、どんなものを使っていますか？たくさんのお掃除グッズが売られていますが、それらの成分を気にしたことはありますか？裏面に、小さい文字で書かれています。読んで欲しくないのかと思うような小さい字ですよね　笑

簡単な化学の豆知識

ＰＨ（ペーハー）って、耳にしたことがありますよね？

酸性からアルカリ性まで１４段階の指数があります。

ＰＨの１番高いものと低いものは、発火したり、溶かしたりすることがあるので、危険なものが多いのです。ＰＨ１の物質は強い酸性です。逆にＰＨ１４の物質は強いアルカリ性です。ＰＨ７が中性です。ＰＨだけで判断しても、安全で普段使いＯＫなことが解かります。石けんは一般にアルカリ性です。肌に優しい石鹸はＰＨが８で、肌に刺激が強いものは、ＰＨ１０です。排水溝のクリーナーはＰＨ１４もあるので、腐食させる可能性があります。トイレ用クリーナーはＰＨ２と酸性が強いです。しかし、ＰＨがすべてではありません。例外もあるからです。

水垢退治

石けんや重曹はアルカリ性です。ですから、酸性の汚れや油を中和して綺麗にしてくれます。ミネラルの沈殿物はアルカリ性なので、酢酸などの酸性のもので中和し、分解することができます。だから水垢には酸性が良いと言われているのです。酢酸は酸ではありますが、とてもマイルドなので、頑固なものには太刀打ちできません。しかし、沈殿が酷くならないように、予防的に使うことはできます。こまめなお掃除を心がけましょうね。

合成洗剤テスト

毎日のお洗濯は大変ですね。洗濯機はフル回転！でも、ちょっと待ってください。自分の下着や子供たちの洋服などの衣類にどれだけの合成洗剤が残っているか、考えたことがありますか？衣類に残った合成洗剤が、今この時もどれだけ皆さんの肌を不必要にかゆくしたり、乾燥させたりしていることか。まずは、普段通り洗剤を入れて洗濯してください。次に洗剤を入れずに水洗いをしてください。その時に泡が出たら、それが残留した合成洗剤です。それこそが、衣類に残っている合成洗剤の証明です。

では、どうしたら良いのか？まずは、普段使用している合成洗剤の量を半分にしてください。それに重曹を１/２カップ入れてください。重曹は合成洗剤の洗浄力を高め、水を柔らかくし、洗濯ものをふわっと仕上げてくれます。合成洗剤が残っていると衣類がゴワゴワするので柔軟剤が必要になりますが、合成洗剤を減らせば、柔軟剤も必要がなくなってきます。

最後に私の場合は、洗濯も食器洗剤も液体石けんを使用しています。もう３０年近く使用していますが、何の問題もありません。柔軟剤を使用したこともありません。タオルは傷みがなく、１０年以上使用しています。

「凜として」と一緒に石けんライフしませんか？前回もお話ししましたが、日本のような軟水の国では、十分に石けんで生活ができます。わざわざ合成洗剤に手を出す必要はないのです。