日本人が好きなハーブの女王”ラベンダー”

こんにちは、凜としての入部です。今週は、北海道大地震、台風21号と、自然の脅威を痛いほど感じました。地球も私たちと同じ生き物で、改めて自然との共生を勧めたいと感じました。さて、前回イランイランのお話をしましたが、今回はラベンダーについてお話しします。凜としてのボディーソープには、イランイランの他にラベンダー油を入れています。ラベンダーと言ったら、トイレの香り!なんて、思われる方も多いと思います。入浴剤、虫よけ、芳香剤、洗濯用洗剤などなど、本当にたくさんの商品にラベンダーは使用されています。それだけ日本人には身近で好まれている香りなのです。

ラベンダーは春から初夏にかけて開花し、先端に小さな花を穂状に多くつけるのが特徴です。古代より、ラベンダーは薬として扱われてきました。殺菌作用があり、皮膚の炎症を抑えたり、抗菌の効果があるとされています。傷口の洗浄や消毒にも使われることがあります。炎症やかゆみを抑える働きもあります。

学名「Lavandula(ラバンジュラ)」はラテン語の「lavare(洗う)」を語源としています。ローマ人が入浴の際にラベンダーをお湯の中に入れるのを好んだことからだと言われています。イランイランとラベンダーは、非常に相性が良い香りとされています。両方ともフローラル系ですが、混ぜることによって香りに奥深さが生まれ、リラックス効果も増します。イランイランの甘さを抑える効果もあります。

我が家ではラベンダー畑でいただいてきたラベンダーをドライフラワーにして部屋に飾ってあります。ドライフラワーにすれば、長く飾って楽しむことができます。作り方は簡単です。茎にある葉っぱを取り除き、少量ずつ束にして直射日光の当たらない風通しの良い場所に数日間吊るして乾燥させます。後は密封できるビニール袋に入れ、乾燥剤を入れて完全に乾かせば完成です。乾燥剤はお菓子などに入っているものを使用すればOKです。ドライフラワーには、花が開ききる直前のものが適しています。ちょっとアンティークな感じに仕上がるので、他のインテリアの邪魔にならず、どこにでも飾ることができます。また、ドライフラワーにした花の部分だけを摘み取るとポプリに早変わりします。瓶に入れて飾ればお部屋や玄関先の芳香剤&インテリアになります。私は、お茶パックに入れて、トイレの隅に置いています。市販の合成の香りとは違って自然で優しい香りを楽しめます。香りが弱くなったら、少しもんであげれば、又香りは復活します。

ハッカの時にもお話しましたが、マイビネガーもお勧めします。ラベンダー・ビネガーでお掃除したら、リラックス効果抜群です!おさらいで、作り方をもう1度。ホワイトビネガーを購入してください。500mlで、400円くらいで購入できます。そこへラベンダー油を8滴から10滴程お好みで入れてください。これで、マイラベンダービネガーの出来上がりです。スプレー容器に入れてエアーフレッシュもいいですね。

香りには大きくわけて2種類あります。天然の香りと合成の香りです。合成香料は「石油系原料から人の手によって作られた香り」です。メリットは、同じ香りを安定して供給することができ、香りの持続力も高いです。天然香料は「自然界の動植物から抽出された香り」です。メリットは、ホルモンバランスを整えたり、身体の機能を高める作用があったり、たくさんの効果があります。しかし、合成香料のように香りの持続性はありません。しかし、今「香害」が大きな問題になっています。柔軟剤や洗剤などの香りに苦しんでいる人が増えています。香りに含まれる化学物質が、めまいや吐き気を起こす、化学物質過敏症の原因の1つとされています。

是非、凜としてシリーズの天然の香りで、日々の生活を楽しんでください。癒されてください。過剰な香りは止めて、周囲の人たちに不快な思いをさせず、健康を害すことなく、香り生活を送りましょう。それでは、また来週もお待ちしています。

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