引き算の考え方!

でも、必要な成分「天然の保湿クリーム」  “スクワラン”

こんにちは、凜としての入部です。先週に引き続き、「凜として」で使用しているオイルについてお話します。今日は、クレンジングジェル、コンディショナー、コンディショナーCOOL、バスリキッドに使用している、スクワランについてお話します。

スクワランって何からできているか、知っていますか?スクワランは、動物や植物に含まれる「スクワレン」と言う成分からできています。スクワレンに水素を添加して生成すると、酸化しにくい無色透明なオイル「スクワラン」のできあがりです。スクワレンには2種類あり、動物性はサメの肝油から排出されたものです。もう1つの植物性はオリーブやベニバナから作られます。どちらも人気がありますが、動物性はしっとりタイプ、植物性はさらっとタイプだと思ってください。保湿効果や抗菌作用については、ほとんど変わりなく、肌に優しく浸透します。スクワランは潤滑性、保湿性に優れ、新陳代謝を活性化する働きがあるため、肌のターンオーバーを促進させ、シミやしわを予防する効果があります。スクワレンは人の皮脂細胞でも作られていて、汗などと混じり合ってスクワランへ変化します。そして皮脂膜となり、紫外線や乾燥から守ってくれます。また「天然の保湿クリーム」とも呼ばれ、日々空気中の雑菌から肌を守ってくれています。しかし残念なことに、年齢とともに減少します。ピークは15歳から18歳と言われ、25歳前後から急に減り始めます。「お肌の曲がり角」なんて、悲しい言葉がありましたが、これはスクワランの減少のことを言っています。スクワランは、もともと人の肌にもある成分なので、浸透しやすく、1分足らずで毛細血管にまで到達するほどです。世の中には数えきれないほどの化粧品がありますが、その中にスクワランを配合したものが多数あるのは、肌を健康に維持するための有効な作用がいくつもあり、アンチエイジング化粧品として効果を発揮するためです。天然由来のオイルであり、敏感肌や乾燥肌に優しく、殺菌作用や鎮静作用もあるので、ニキビの大敵であるアクネ菌の繁殖を抑え、健康な肌へ導いてくれます。若い方でも過度の洗顔や強いクレンジングで必要以上に皮脂を取り除いてしまうと、皮脂膜の働きが鈍くなってきます。皮脂膜の働きが低下しだすと乾燥が進み、雑菌が肌に入りやすくなり、肌トラブルや老化にもつながります。過剰な洗顔には注意してください。

医療用の軟膏にも使われるほど安全で、ベビーオイルとしても使用されています。漢方の分野では治療薬として利用されたり、西洋医学ではアトピー性皮膚炎の治療にも活躍している万能オイルです。変わったところでは、ネピアの「鼻セレブ」ティッシュ、「おしりセレブ」ペーパー、河野製紙の「こだわり保湿」のティッシュ、ペーパーにもスクワランを配合させています。どれも大変肌にやさしい商品です。

また、髪のパサつきをおさえ、枝毛や切れ毛の防止対策にも使用されています。酸化しにくいという性質があるため、成分も安定しているので、紫外線による髪のダメージを防ぐことができます。同様にボディオイルとしても使用されることが多く、特にかかとやひじなどの角質が硬化しやすい部分におすすめです。

凜としてのクレンジングジェル、コンディショナー、バスリキッドにスクワランが必要な理由をわかっていただけたでしょうか?

肌にとって、必要なものを必要なだけ配合する。それが「凜として」のコアな考え方です。何でもかんでも良さそうなものは入れる!そんな考え方ではありません。たくさんの成分の中から、いくつもの成分を削ぎ落とし、シンプルでありながら肌にも環境にも良いものを選ぶ。引き算の極意なのです。

それでは、来週もよろしくお願いします。たくさんに訪れていただけると嬉しいです。

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