瑞穂の国の瑞穂になる

こんにちは、凜としての入部です。いつもご利用いただき、ありがとうございます。

どうしたものでしょうか、本当に異常気象です。5月だと言うのに、30度越えの日が続いていますよね。皆さん、水分をよくとって、熱中症対策と、美肌作りしてくださいね。

富山ではゴールデンウィークによく見かける風景が、田植えです。水田には字のごとく水がはられています。私の友人にも米作りをしている方が何人かいらっしゃいます。田んぼの水の管理が毎朝の日課です。田んぼは常に水を溜めていますから、畑のように雨が降ったときだけではなく、絶えず地下に水を浸透させ、地下水を補給し続けています。田んぼに入った水は浄化されます。まず、さまざまなゴミが田んぼを流れているうちに沈澱したり、土の層を通過するときに濾過 (ろか) されます。水に溶けている窒素=アンモニアや硝酸は、田んぼの土の層を通過するときに微生物によって窒素ガスに分解されて、空気中に放出されます。これを田んぼの脱窒作用といいます。畦で囲まれた田んぼは、酸性雨でさえも肥料分とし、きれいな水として下流に流しています。また、田んぼは気温を調節するクーラーの役割もしています。田んぼは、水が蒸発するときの潜熱で周囲を冷や しています。夏に庭に水をまくのと同じ効果です。木陰が涼しいのは日陰であるのと同時に、葉からの蒸散があるからです。稲はこの蒸散作用により周囲を涼しくしています。水田はこの蒸発と蒸散のダブル効果で畑や林よりもクーラー効果が高くなっています。ですから、富山では田んぼに水が入るとあまり乾燥を感じなくなります。水田にはカモやサギたちもエサを求めてやってきます。蛙も毎晩合唱しています。

「瑞穂の国」って聞いたことがありませんか?日本の国の美称です。瑞々しい稲穂が実る国と言う意味です。

お肌や頭皮、髪の水分管理も大切にしたいものです。健康な髪は通常11~13%の水分を保持しており、その表面はキューティクルで覆われています。キューティクルを破壊しないように、タオルで擦らない、ドライヤーの時間は少なくするなど、お手入れには気を付けてください。美肌作りは外と中からの水分補給が大切です。人の体は60%が水分でできていますが、1日に排出される水の量は健康な大人で約2~3ℓほどと言われています。この分の水分を補給できないと、いくら外から化粧水などで水分を補給しても体の中が水分不足になり、お肌も水不足になってしまい、弾力やハリのないお肌になってしまいます。毎日の水分補給で常に水分が体内に満ちている状態をつくることがお肌のコンディションを整え、細胞にも水がいきわたり、肌を瑞々しく保つ秘訣です。

農家の方が1日も水管理を怠らないお蔭で、私たちは美味しいお米をいただくことができます。私たちも、水分管理を怠らず、瑞穂の国の瑞穂になりましょう!!

来週も、お待ちしています。

Leave a Reply

pagetop