ちゃんと身体から汗出てますか?

こんにちは、凜としての入部です。

まずはお知らせです。凜としてのクレンジングとシャンプー&コンディショナーが、東急ハンズさんとloftさんで販売されています。東急ハンズ浜松店のオープンにもLoft京都店のリニューアルオープンにも、店頭に並ぶことになりました。是非是非お近くの皆さんは、店頭で手にとってネットではなかなか伝わりにくい凜としての世界観を感じてください。

最近ちょっと涼しく感じますが、今年の夏も本当に暑かったですね。暑いと汗をかきますが、汗がベトベトする訳をご存知ですか?汗が皮脂と馴染むことで、ベトベトするのです。このベトベトは天然のクリームなのです。皮脂は分泌の時は殆ど水分はありませんが、汗と混ざることで乳化します。このベトベトの皮脂は私たちの肌にとって最高の天然クリームです。私たちの皮脂膜は、合成界面活性剤を使うことで洗い流されてしまいます。皮脂膜が再生されるまでには、少し時間がかかります。その間肌は大変無防備な状態になってしまいます。それでも角質細胞がバリアとなって水の浸透を防いでいます。ところが、合成界面活性剤を使用し続けることによって、角質細胞脂質まで奪われてしまうのです。そうなると皮膚は水をはじく力を失ってしまいます。こうなると角質層内にある水溶性の成分も流出してしまいます。バリア機能を失った乾燥肌の人は天然保湿因子の量が少ないのは当然ですが、天然保湿因子の不足が乾燥肌の原因ではありません。バリア機能が壊れている事が原因なのです。ちょっと思い出してみてください。美容師さんになりたての方達の手が荒れている事がよくありますよね。毎日何人もの髪を合成界面活性剤を使用したシャンプーで洗うのですから、皮膚のバリアを破壊されてしまっているのです。どれだけクリームを塗っても、肌バリアが回復しない限り、手荒れは治りません。手荒れは美容師の勲章だ!と、言っていた子がいましたが、実際のところ可哀想です。皮脂を洗い流すことによって、皮膚の健康を守っている常在菌が死滅します。肌が疲れていると感じたら、休ませるだけではなく、皮脂腺を復活させて常在菌の餌になる皮脂を分泌させなければなりません。傷んでいる時は、しっかりと休ませなければなりませんが、普段から適度な洗顔を心がけ、常在菌と衛生とのバランスをとってください。

皮膚常在菌は200種類あると言われています。皮膚や頭皮の場合1㎠に20万個の常在菌が棲んでいると言われます。善玉と悪玉が存在します。常在菌から出る「リパーゼ」という酵素によって、油の一部を分解して皮脂酸や脂肪酸エステルを作り、汗と馴染む皮脂となります。「リパーゼ」は、凜としてクレンジングジェルに配合していますよ。脂肪酸が酸化する事でマイルドな刺激となり、細胞の角質化を促します。つまり常在菌は新しい角質層を作る(ターンオーバー)お手伝いをしているのです。

常在菌は皮脂を食べて消化し脂肪酸に変えます。脂肪酸は肌を弱酸性に保つ役割をしています。肌は弱酸性である事で、外部からの雑菌の繁殖を抑えているのです。

ですから、合成洗剤配合のクレンジング、シャンプー、ボディソープで、全身の油分を流出させることは、肌の環境にはとても過酷なことなのです。汗の出る体になって、常在菌と上手にお付き合いしましょう!

それでは、またお待ちしています。

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