免疫力と体温の関係

こんにちは、凜としての入部です。今回も前回に引き続き、「免疫力」のお話です。

いくつになっても、健康で若々しくありたいと、思いませんか?いつもニコニコと穏やかな顔をしている人って、周りにいませんか?そういう人は、体温が高く、平熱が36°〜36.7°くらいを維持しています。(腋窩温測定=脇の下での測定)つまり副交感神経が優位に働き、血液循環が良く体温が上がり、免疫機能が正常に作用することで、リラックス状態を上手に保っているからです。人間は体温を維持するために食事のカロリーや筋肉で、熱エネルギーを作っています。心臓も筋肉でできているので、心臓が動いていれば熱が発生します。これらの熱エネルギーは、血液で全身に運ばれ、細胞に分配されます。また外気からの影響に合わせて自然に体温調節する仕組みを持っています。この体温調節をしているのが、自律神経です。しかしもう1つその役割を担っているのが、免疫力です。

副交感神経が優位のときは、体温が高くなっています。血液が良く、リンパ球が増え、活性化が行われます。リンパ球は体温が高ければ高いほど活発です。風邪をひいたときに高い熱が出るのはそのためで、風邪の病原菌と闘うためにリンパ球を一生懸命増やしているのです。つまり熱というエネルギーを体内に蓄え、病気と闘う力を強化しているのです。このような免疫力と体温の関係は、病気に対してだけでなく、若々しさにおいても共通です。交感神経過剰優位によって低体温に陥り、血流が悪くなると顔の筋肉もたるんできます。そのために老けた印象を与えてしまいます。

忙しくて風邪を引く暇がない!って、よく言いますよね。これも、実は白血球の働きによるものなのです。忙しいのが終わると、急に風邪をひいてしまうことってありますよね。白血球の働きが活発なときは、体内の防御レベルが最高レベルに達して自らの力で風邪のウイルスをシャットアウトしてしまうくらいのパワーを持っているのです。病気に対する免疫力を左右するのは白血球なのです。

現代社会では、運動不足の人が多いのではと感じます。それに加えストレスを感じやすい社会。こうした社会を健やかに生き抜くには、少しの運動と笑うことだと言われています。少し早足で散歩をしたり、1駅前で下車して徒歩通勤を心がけたり、職場でラジオ体操をするのも良いと思います。少しの運動で体温を上げ、免疫力を向上させることができます。注意しなければいけないのが、長時間労働している人や、深夜勤務を終えた人は、運動は危険です。交感神経優位を必要以上に続けると免疫力の低下を導きます。そういう場合は、休養をとるに限ります。どんな状態でも身体に良い健康法が「笑う」ことです。笑うことで副交感神経が優位になり、ストレスがあって交感神経が優位に立っている時でも、交感神経と副交感神経が揺れながら、バランスを戻してくれます。特に強いストレスの中にいる人などは交感神経に極めて傾いているため、作り笑いでさえ効果的なのです。好きな映画を見たり、お酒を飲んで友人とお喋りしながら大笑いするのも良いと思います。そんな気分にさえなれない時は、無理にでも作り笑いをしてみてください。知らないうちに免疫力は向上していますよ。

身体の正直な声に敏感になってください。よく「むくむ」と言いますが、普通の場合、朝と夕方の2回起こります。しかし、むくみが毎日のように起きるとしたら、過度のストレスによって血流循環の障害が日々積み重なっているかもしれません。それがだるさに感じたり、いつも疲れているように感じたりという感覚になってしまいます。健康な身体を維持するためには、時には立ち止まり、落ち込んだり、自信喪失になったりする「負の感性」が大切なのです。「負の感性」が欠けてしまうと、自分の身体からの訴えや悲鳴に気づくことができなくなります。昔から、眠くなれば睡眠をとり、お腹が空けば食事をとり、疲れれば休養するように、人間の身体はできているのです。本来の自然の感覚に身を委ねることが大切なのです。頑張りすぎず、嫌なことがあっても作り笑い!大切な免疫力アップの秘訣です。できれば、「凜としてバスリキッド」で、森林浴を楽しんでください。ヒバの香りはリラックス効果抜群です。

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