旬をいただく

こんにちは、凜としての入部です。いつも「凜として」をご利用いただき、ありがとうございます。

前回はお豆腐のお話で、今回も食べる話になりますが・・・コロナ禍になり、食事がとても楽しみな時間になりました。皆さんは、いかがでしょう?

私たちは、いつも自然の恵みをいただいています。色々とありますが、やはり食物がその筆頭だと思います。最近では季節に関係なく、殆どの食品が一年中いただけます。冷凍技術や品種改良等、人間の技術革新は、日に日に進歩しています。本当にありがたいことなのですが、東洋医学的では、夏には夏、冬には冬の食べ物をいただくことが大切だとされています。自然の摂理に則って食べ物を選ぶことが、身体に良いとされています。夏には身体を冷やす食べ物、冬には身体を温める食べ物を食べる。昔の人はそんな知恵を親から伝授されていました。根菜は、土の中に育つ野菜です。にんじんや大根、ごぼう、芋類、豆類、生姜などは、身体を温めてくれます。土の中で育つものはそれ自体が熱を持つため、太陽の熱を避け成長します。冬になると「根のものを食べなさい」と、祖母に言われたことを思い出します。

トマトやキュウリ、スイカなどは、夏が旬です。水分が多く、汗を多くかく夏の水分補給に役立ちます。

あと「旬のものをいただきなさい」と、よく言われました。若い頃は「?」でしたが、今なら納得できます。先日、筍の煮物をいただきました。庭で採れたものを直ぐに調理してくれました。柔らかくて甘くて、本当に美味しかったです。旬の食材は、旨味が濃くて栄養成分が豊富です。冬が旬のほうれん草は、寒くて太陽の日差しも少ない中、じっくりと光合成を行うため、糖度やビタミンを多く蓄えます。夏に採れるものの約3倍のビタミンCを含有しています。通年見かける野菜でも、ちょっと意識して、旬にいただくようにしてみてはどうでしょう?4月から5月にかけては、春キャベツ、椎茸、新玉ねぎ、にんじんなどがあります。春の玉ねぎは、みずみずしくて辛みが少なく食べやすいです。疲労回復、血液さらさら、新陳代謝アップなどの作用があります。椎茸は悪玉コレステロールを減らす働きがあります。夏になるとジャガイモ、枝豆、オクラ、かぼちゃ、トマト、なす、ピーマン、蓮根など、たくさんの野菜が旬を迎えます。枝豆はお酒好きには、必需です。アルコールの分解を助けるビタミンB1、肝臓を守るタンパク質と葉酸が豊富です。オクラはネバネバ食材として人気者ですが、あの独特の粘りは、整腸作用があり、便秘解消に役立ちます。女性が不足しやすいカルシウムも含んでいますし、女性には必需品ですね。うぶ毛が多いものほど美味しいと言われています。かぼちゃは、免疫力アップ、老化防止に役立ちます。蓮根はコラーゲンの生成を促して、美肌を保つ効果があります。トマトのリコピン成分は強い抗酸化作用があり、免疫力アップ、老化防止に効果があると言われます。ナスはポリフェノール!目の疲れを軽減する働きがあります。ニンジンは、カロテンの抗酸化成分で、体内の酸化を防ぎ、病気になりにくい身体をつくります。こうやって野菜たちを見ると、それぞれに得意な分野があって、凄いでしょう!フルーツだってそうです。いちごは5月から6月、さくらんぼは6月から7月、りんごや柿は秋、みかんは秋から冬、それぞれ得意分野があります。

魚にも旬があります。これからだと、アジ、スルメイカ、夏になればアユ、イワシ、うなぎ、それぞれに豊富な栄養を含んでいます。

旬のものは、栄養が高く、美味しい!そして、価格が安い。旬のものをいただく3大メリットです。旬のものをいただいて、免疫力を上げましょう。コロナなんかに負けてはいられません。ワクチンは勿論大切ですが、自分でできることを見つけて、楽しみながら日々トライ!してみませんか?自然は私たちに恵みを日々与えてくれています。自然に感謝しながら、ゴールデンウイークのお家時間を楽しんでください。

日日是好日

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