若さ至上主義からの卒業

こんにちは、凜としての入部です。2月に入り、節分、立春が過ぎ、暦の上では、春。今日は朝から雪模様、春の香りは感じませんが、それでも確実に一歩ずつ春がやってきています。

最近読んでいる本の帯に『若い女性は美しい。しかし、老いた女性はもっと美しい』ウォルト・ホイットマン・・・アメリカの詩人でありジャーナリストなのですが、名言がいくつもあって、100年以上も昔の言葉とは感じられないくらい、現代の私たちの心に刺さります。

本の中に『アドバンスド・スタイル』という本の紹介があります。登場する女性は7人、60歳から100歳。本当のおしゃれ、人生を通して“自分らしいスタイル”を確立してきた女性のプライドと自信が満ち溢れた姿がとてもかっこいいのです。挫折や年齢に怯むことなく、ポジティブに生き、自分自身を磨き続けるマダムたちの7人7色の人生、ファッションの哲学。

「物事の美しさを感じる心があれば、外見も美しくなるものよ」

「若い頃は他の人の為にドレスアップするのよね。でも、大人になると、自分のためにおめかしするの」

「白髪のことを人は年齢、遺伝、ストレスによるものと言うかもしれない。・・・私にはプラチナ色のエレガンスに見えるのよ」

「OLD(オールド)と言う言葉をネガティブに考えたことはない。歳をとっているということは、誰よりも経験豊かであり、賢く、アドバンスドしている、つまり、人生の上級者なのだから・・・」

年齢をかさねることは、美しさから遠ざかっていくことなのでしょうか?絶対違うはずです。上級者(Advanced)を目指して、自分自身の生き方、美意識をもっともっと鍛えて、磨きをかけたいものです。

50代以降ともなれば、若い頃のように見かけだけの美しさではなく、日頃の生き方やその人ならではの「存在感」、こそが成熟した美しさだと感じます。容姿は年齢と共に衰えていきます。しかし、それまでの生き方が育んだ人の味わいが「魅力」となり、容姿の衰えを補ってくれると言えるのでは・・・

それでも老化対策は必要です。もちろん年相応の老化に対するものです。実年齢よりも10も15も若くと言うことではありません。古代ギリシャのアリストテレスは、「老化とは乾燥への過程である」と言っています。近年の医学でも年齢と共に体内の水分量がどんどん減っていくことが明らかになっています。胎児の時は体重の90%、乳児は75%、成長期の子供は約70%。成人では65%〜60%に減り、高齢になると55%〜50%まで、体の水分量が減ってしまうのです。このカレ現象、水を飲めば大丈夫と言うほど単純ではないのですが、それでも積極的に水分補給することは大事です。目安はコップ一杯の水を5回を習慣づけましょう。美肌効果があると人気のコラーゲンは、細胞内の水分保持力を高める効果があるので、コラーゲンを含むものをよく食べて、補給した水分を細胞にしっかり取り込めるような体づくりに心がけましょう。

凜とした生き方、アドバンスドな生き方、やりましょう!

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