あなたが使っている歯磨き剤は大丈夫?

こんにちは、凜としての入部です。今日は、歯磨き剤について、お話します。

いきなりですが、市販の歯磨き剤には、有害化学物質の第一種指定の化学物質がよく使われています。成分表示を見てください。発泡剤として「ラウリル硫酸Na」などと書かれています。これはラウリルアルコールに硫酸を結合させ、ナトリウムで中和したもので、PRTR法で、有害化学物質の第一種に指定された化学物質です。PRTR法とは、人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質が、事業所から環境へ排出される量などを事業者自らが把握し、国に届け出をするしくみです。環境省と経済産業省の管轄になります。

合成界面活性剤は台所用や洗濯用の洗剤に使われていることはみなさんご存知だと思いますが、歯磨き剤にも使用されているのです。そういう歯磨き剤は、歯磨きをしているときに口腔中の粘膜や味を感ずる舌の味蕾(みらい)と結合してしまうため、味を感じる感覚がマヒしてしまいます。歯磨きをした後、お茶やジュースを飲んだら、味が変に感じることがありませんか?また、市販の歯磨き剤では、食品ではほとんど見かけなくなった「サッカリンナトリウム」「バラベン」「塩化ベンゼトニウム」「プロピレングリコール」など、添加物が数多く配合されています。これらの成分はガンやアレルギーを引き起こす可能性があると、旧厚生省がリストアップしていた表示成分です。淡々とお話していますが、とっても恐ろしい話です。

虫歯は文明病です。添加物を含んだ加工物を食べることで虫歯や歯槽膿漏になるようになってしまいました。でも、いまさら古代の食事に戻れるわけもなく・・・やはり、歯磨きを丁寧にするしかありません。歯磨き剤はあまり泡の立たない石けん歯磨きやノンフォーム、ジェル歯磨きを使うと、時間をかけて長く磨けます。泡立ちよりも、丁寧に時間をかけて磨くことが1番なのです。市販のものは泡が立ちやすく、泡立つことできれいになったような錯覚をしてしまいがちです。また、石けん歯磨きなら、歯磨き後も味が変わらないので、お茶や食事がおいしくなります。私も石けん系ジェルタイプの歯磨き剤を使用していますが、直後にコーヒーを飲んでも、しっかりコーヒーを楽しめます。前にもお話しましたが、皮膚からもいろいろな成分を吸収します。口の中の粘膜は通常の皮膚の10倍以上の吸収力があります。また、舌下吸収は1分以内に脳に届くとも言われています。まして、誤飲してしまったら、とんでもないことです。小さいお子さんなら、お水で歯磨きすれば十分です。

フッ素入りの歯磨き剤について

日本ではフッ素入り歯磨きが主流になっています。薬用歯磨きとして虫歯予防効果がうたえるからです。しかしフッ素(フッ素化合物のフッ化ナトリウム)入りの歯磨きやフッ素洗口により斑状歯になる事例が報告されています。また、フッ素には抗菌作用があり、虫歯をやっつけるので虫歯にはなりにくいと言われていますが、行き過ぎた殺菌は口の中の善玉菌(口の中を守っている菌)まで殺してしまう可能性があるとも言われています。小学校で虫歯予防のためにフッ素を塗っている学校もありますが、親御さんたちの同意が必要で、最近では断る親御さんも増えてきています。それと、今年の3月よりフッ素化物配合の濃度が1500ppmに引き上げられました。(以前は1000ppm)厚生労働省が承認したのです。ただし、6歳未満の子供は使用を控えてくださいと言う注意書きが必要になりました。不思議ですよね・・・体に良いものなら年齢制限があるのはおかしいと思いませんか?あと最近よく見る小さい子の歯の矯正は、軟らかいものばかり食べることによって、顎が発達せず、歯が入りきらないために起きている現象です。なるべく、小さいころから噛む習慣をつけてあげてください。歯は、一生のものです。自分の歯で、最後まで食事ができれば、嬉しいことです!!

それでは、来週もお付き合いください。来週も、自然と共存しながら、シンプルに素敵に生活をするための知恵をお話します。

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