誤解を生むネーミング

こんにちは、凜としての入部です。
前回は歯磨き剤のお話をしましたが、ご自分の使用している歯磨き剤はチェックしてみていただけましたか?
今回は、世の中に溢れているたくさんの商品のネーミングについて、お話したいと思います。二十数年前に「弱酸性石けん」と言う商品が登場しました。これはグルタミン酸ソーダを化学変化させて、アシルグルタミン酸ソーダにしたものです。最近でもよく宣伝している「弱酸性ボディウォッシュ●●●」は、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウムにクエン酸などの酸性物質を添加したものです。もちろん合成界面活性剤で、「石けん」ではありません。弱酸性石けんの「石けん」は、洗浄剤と言う意味で使用されているだけです。でも、このネーミングは誤解を生みますよね。
「弱酸性」と言う言葉が商品のネーミングや宣伝用のコピーとして氾濫していますが、本当に弱酸性は皮膚に良いのでしょうか?人間の肌は弱酸性なので、弱酸性の洗浄剤が低刺激で非常に良い風にメーカーは宣伝しています。しかし、数校の大学の医学部で皮膚への刺激を調べた結果があります。「48時間パッチテスト」(ひじの裏側に液体を塗ってアレルギー反応を見るテスト)で、危険品に属すると判定されています。「刺激性の強い製剤が低刺激性ソープとして、臨床医に広く普及している点が問題であろう」と弱酸性石けんの問題性を指摘しているものもあります。(日本小児皮膚科学会誌・第6巻2号)
みなさん温泉は好きですか?日本人って温泉大好き!って人が多いですよね。日本中どこにでも温泉はあります。1番多いのが長野の137件、次いで北海道108件、次は新潟、静岡の73件、その次が群馬の62件、1番少ない沖縄が2件です。(全国温泉ガイドより)各地様々な泉質や効能があります。温泉の多くはアルカリ泉で、pH7.5~pH10以上の値を指します。アルカリ性の温泉は角質層の間で加水分解・変性といった化学反応がおこることで、角質は浸潤します。つまり肌の角質が解けて分解され、入浴後も肌がすべすべになります。
つまり、お風呂で石けんを使えば肌に程よいアルカリ性の刺激を与え、風呂上り後の発汗作用により肌は自動に弱酸性に戻っていくのです。ですから、わざわざ高刺激の弱酸性石けんや弱酸性ボディソープを使う必要はないのです。良かれと思って選んでいるのに、逆効果ってこと結構ありますから、ネーミングに惑わされず、とにかく成分表示を確かめて商品を購入してください。肌の弱い赤ちゃんやお年寄り、敏感肌や乾燥肌の方は「凜として」のボディソープをおすすめします。弱アルカリ性で、天然の香り、泡で出るタイプなので、手で優しく洗うには最適です。化粧落としをしなくても良ければ、朝晩の洗顔にご使用いただけます。

ところで、みなさんは身体を何で洗っていますか?
多くの方は、「ナイロンや綿のウォッシュ用タオルを使っている」と、答えるのでは・・・しかし、美を追求する多くの女性たちは、「それは違う!」と、答えています。「身体を洗う際、何を主に使っていますか?」の問いに対する回答!!ニューヨーク、パリともに、「手」が、1位でした!東京でも「手」と答えた女性は、29.8%いましたが、最も多かったのは、「ナイ ロンタオル」41.3%!それと比べて、パリでは51.0%の女性が「手」で洗っているというのです。実は、手で体を洗うことはメリットがいっぱいあるのです。
・肌にやさしい
乾燥肌の人や、元々肌の弱い人には、ボディタオルの刺激は肌に強すぎるようです。
・乾燥を防げる
余計な刺激が無くなりますから、肌の潤いを保てるようになります。
・細かい変化に気付きやすい
手で体を洗うということは、毎日体を触ることになるので、小さな変化に気づくことができます。
この他にも、バリア機能を守る、肌が柔らかくなる、などなど、良いことがいっぱいです。
赤ちゃんを洗うように、自分の肌もやさしく洗い上げてください。
それでは、又来週!お待ちしていますね。

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