日本伝統のツバキ油!古くから、髪と頭皮の味方です

こんにちは、凜としての入部です。今日は、皆様おなじみの椿油についてお話します。椿油の歴史は本当に古いです。続日本紀(しょくにほんぎ)に既に椿油の使用が書かれています。奈良時代のお話です。万葉集にも「巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ偲はな巨勢の春野を」春に咲く椿の美しさを褒め称えた句です。古事記にも登場し、古くから神聖な樹木として扱われていたようです。「長谷寺に参詣する人は必ず椿市に立ち寄るので観音様のご縁があるのですね」と、清少納言の枕草子にも書かれています。また、紫式部の源氏物語「玉鬘」の巻で初瀬の椿市(初瀬は長谷のこと)にお供した時に燈明油を買ったことが書かれています。昔の「つばき」の文字は、「海石榴」、「海拓榴」、「海榴」と書かれています。ザクロのことです。それは昔日本特産のツバキが中国に渡ったとき、彼の地にあったザクロに似た花と実から、「海を渡ってきたザクロ」の漢名がつけられ、そのまま日本に漢字としてもたらされたものなのです。しかし、どうも日本名にふさわしくないので、「春を迎える花木」として「長寿の大椿の漢字」を当てて「椿」としたのだと言われています。

ツバキ油は、毛髪への吸収が優れていることや、毛髪へ弾力性を与えると言う長所があります。その為、奈良時代の頃から宮中の女性たちの黒い垂髪を整える髪油として使用され、その後大衆にも普及しました。現代でも美容や健康に関心を持つ女性の間で改めてそのポテンシャルが注目されています。中でも、育毛や頭皮ケアに対する評価が高まっています。

ツバキ油はその名の通り、植物のツバキからとれる油のことを指します。世界中に分布し、様々な品種が存在しています。種子を絞ることで得られる油は「カメリア油」と呼ばれ、食用油や加工原料等として用いられています。カメリア油の中でも正式に「ツバキ油」と呼ばれるのは、日本人にとって身近な冬の花である、ツバキ科ツバキ属「ヤブツバキ」の種子から搾油したものだけです。ヤブツバキの油は、脂肪酸(オレイン酸)を多く含みます。オレイン酸は高温多湿の土地でも変質しにくく、良質な植物油です。オレイン酸は人間の皮脂にも含まれる成分で、使用による刺激も少なく、髪や頭皮に自然になじむと言われています。また、非常に高い抗酸化作用があり、肌の潤いを保ってくれる成分としても有名です。皮脂は過剰分泌すると、育毛や頭皮環境に悪影響を与えるとされています。しかし、乾燥や外的刺激から頭皮を守るためには、適度な油分が必要となります。保湿をしたり、頭皮の皮脂のバランスを整えてくれる働きがあることから、育毛や頭皮環境の改善にも力を発揮してくれます。髪に使用すれば艶やかさと潤いをもたらし、頭皮に使用すれば、フケやかゆみの元となる乾燥から守りつつも適度な油分を残してくれます。理想的なオイルです。

凜としてでは、シャンプー&コンディショナー、COOLシャンプー&COOLコンディショナーに使用しています。「凜として」と一緒に健康な頭皮と堅硬な髪を手に入れましょう!

また、来週もよろしくお願いします。

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