1日何本抜けても大丈夫? 後編

こんにちは、凜としての入部です。先週の続きになります。

先週は、抜けた髪の本数のお話でしたね。しかし、抜けた髪の本数が少なくても、抜けた髪に問題がある場合があります。正常な脱毛の状態は抜けた根元が土筆(つくし)の頭のような、綿棒のような形をしています。抜け毛の末端に細長い紐のようなものがくっついていると、それは乾燥が原因で成長サイクルが崩れた抜け毛です。逆に脂漏が原因で抜けた髪の根元はガタガタの岩のような形をしています。どちらも異常脱毛です。異常脱毛で抜けた後に生えてくる髪は、健康ではなく細い髪の毛が生えてきます。従って、抜ける本数が少なくても、要注意と言うことです。この毛根の確認は、シャンプーのときに抜けた毛ではなく、ブラシや手でとかしたとき、自然に抜けた毛20本程度を調べてください。シャンプーのときの抜け毛は脱毛数の確認のために、大体の本数を見てください。

何度も何度も言っていますが、合成界面活性剤で頭皮を傷めたり、合成ポリマーなどで毛包を詰まらせたりすると、頭皮環境が悪くなり、髪の毛の生まれ変わりのサイクルを狂わせます。そして異常脱毛がおこったり、不健康な細い髪の毛が生えたりましす。

頭皮ケアは1週間や1か月では結果は出ません。なぜなら前述の通り、毛周期というサイクルがあるためです。また、病気やストレス、外的要因などの影響を受けるとヘアサイクルが狂うからです。毛髪が生えたり、抜けたりするには一定の期間が必要だからです。現在抜けている毛髪は、半年前から抜ける準備をしている髪なので、その頃の頭皮環境が影響しているはずです。ですから、お手入れを始めたり、シャンプーやコンディショナーを替えた時はすぐに一喜一憂せず、新らしく毛が生えてくるには時間がかかりますので、気長にお手入れを続けてください。1か月ほどで効果が出ないと諦めてしまい、せっかく頭皮ケアを続けていたのに、止めてしまう人が多いのですが、退行期と休止期で約4~5か月、目に見えて伸びてくるまで1~2か月、最低6か月は継続しないと、本当の頭皮ケアにはなりません。凜としてのシャンプーは、1本で約3ヵ月分です。1本で諦めず、最低2本目まで、お付き合いください。どうしても合わない場合は、ボディソープとしても使えますので、是非是非チャレンジしてください。今週もお付き合いいただき、ありがとうございました。

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