化学物質過敏症って知っていますか?

こんにちは、凜としての入部です。もうずいぶんと花粉が飛んでいるのでは?お陰様で、私には全くわかりませんが、昨日仕事で東京に行ったら、地下鉄の中にいる人の8割はマスクをしていらっしゃいました。勿論、全員が花粉症ではないでしょうが、確実に今年デビューする人は多いと言われています。普段電車に乗らない私は、地下鉄の電車の中でいろいろな香りが混ざり合い、とても息苦しく、辛かったです。香水、柔軟剤、整髪料の香り、クーラーから出る何とも言えない変な香り、逃げ出したい!早く降りたい!ただただその一念でした。今日は花粉症の話ではなく、化学物質過敏症について少し・・・前にもお話したことはありますが、改めてお話ししようと思います。先月の末くらいにテレビ金沢で「化学物質過敏症~私たちは逃げるしかないのですか~」と言うドキュメンタリー番組をやっていました。見ていて、本当に辛くなり、かわいそうになりました。化学物質過敏症の子供が学校に行けないのです。居室内空気汚染と言われますが、ビニール壁紙や壁紙を貼る接着剤、合板、ニス、断熱材、家具、ワックス、塗料、家具、農薬、防虫剤等々、化学物質があると、頭痛や吐き気、めまい、湿疹、酷くなると呼吸困難を起こすのです。外出するときは猛毒マスクをつけ、やっとの思いで出かけていました。食べ物は勿論、衣類もオーガニックコットンを半年以上重曹で洗い、やっと着られるようになるのです。日本では推定ですが、約70万人にはいると言われています。アメリカでは7400万人もいると言われています。発症してしまえば、逃げるしかないのです。仕事を辞め家を捨て、孤立していくのです。番組では離婚問題になってしまった夫婦、学校に行けなくなった小学生など、大変な生活をしている人たちのお話が次から次です。自殺を考える人もたくさんいるそうです。街には芳香剤、柔軟仕上げ剤、シャンプーやコンディショナーの香り、除草剤、化学物質のニオイが溢れています。発症は花粉症と同じように、化学物質を少量でも繰り返し浴びることにより、突然体の中で許容量が超え、発病するので、それは突然やってきます。シックハウスから症状が酷くなっていくパターンが多いようです。家具だって合成板や接着剤で作られていて、化学物質だらけです。結局山の中の古民家に移住していましたが、彼女たちはデパートに行くことも、スーパーに行くことも、友達とランチをすることもできないのです。自由を奪われてしまったのです。ただただ化学物質がなかった昔の生活に戻るしかないのです。重曹で洗濯して、石鹸で身体や髪を洗い、農薬を使わない畑で採れた野菜や米を食べるのです。私たちは化学の発展のお蔭で便利な生活を手に入れました。また安価にいろいろなものを手に入れることができるようにもなりました。でも、本当にこのままで大丈夫なのでしょうか?「香害」患者は増え続けています。他人ごとではありません。このことに関して国の動きは全く酷いものです。厚生労働省は製品に含まれる香料は国際化粧品香料協会(IFRA)の基準に適合したものが使われているとの認識で「症状と香料との因果関係が証明されていない」としています。

それとドキュメント番組にしても民法ではメーカーがスポンサーなので、なかなか番組を制作し放映することができない状態にあるのが現実です。ですから、実際になってしまった人や、その周りの人だけしか、この現実を知ることができません。でも、何度も言いますが、いつ自分が発病するかわかりません。家族が発病するかわかりません。お願いです。化学物質との付き合い方、是非考えてみてください。

 

テレビ↓

https://www.dailymotion.com/video/x72zcx7

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