UVケアとお肌の関係

こんにちは、凜としての入部です。
今日は紫外線対策についてお話します。今年は桜前線が早まっていますね。それだけ、太陽をたくさん浴びているのでしょう。ということは、紫外線も強くなっているってことですね。ピークは、5月から8月ですが気になりますよね。皆さんはどの程度のUVカットの化粧品をご使用ですか?1980年ころからオゾン層の破壊によって地球に降り注ぐ紫外線の量が増えていることや、紫外線の毒性が問題視されるようになりました。そして、たくさんのUVカット化粧品が開発されました。夏に向けて使用が増えていくのでべたべたする油っぽいものではなく、合成ポリマーに紫外線吸収剤を溶かしたものがたくさん売り出されました。合成界面活性剤入りの洗顔料で顔を洗い(皮脂を洗い流し)、その上にUVカット化粧品(合成ポリマーの水溶液)を塗る。この繰り返しは、ただひたすら乾燥肌を作り出します。でも、そんな事とは知らず、消費者たちは紫外線の防止ばかりに注目し、合成ポリマーになんの抵抗も感じず、常在菌を死滅させ、皮脂膜が無くなり、角質層のバリア機能を低下させ続けているのです。本来日本の化粧品メーカーは、皮膚に合成ポリマーを塗ることに躊躇していました。合成ポリマーを肌に塗りっぱなしにして、大丈夫なのだろうかと疑念を持ち、なかなか使用に踏み切れなかったくらいです。
注意していただきたいのは、日焼け止めやUVカットクリームは、合成界面活性剤を多く含むものです。油を多く含んだもので紫外線吸収剤ではなく、酸化チタンなど紫外線散乱剤を使用しているものが良いでしょう。UVカット化粧品を使用する場合、合成界面活性剤を使用していない油分の多いクリームを肌に刷り込み、その上からUVカットクリームを塗るなどの工夫が必要です。最近ではお子さんのUVカット商品も数多くありますが、皮脂腺が完成する前のお子さんには十分な注意が必要です。子供用の日焼け止めは、さすがに紫外線吸収剤を使用しているものは少ないですが、中には使用しているものもありますので、購入の際は成分を必ず見てください。しかし殆どのものがクリーム状で、界面活性剤を使用しています。クリームに含まれた合成界面活性剤は、皮脂の出にくい肌を作ってしまいます。皮脂が成長中の子供に使うと、敏感肌になってしまったり、アトピーがなかなか治らないと言う症状が起きることが多くなります。
オールインワンの化粧品の時にもお話しましたが、合成ポリマーを直接肌に塗ることは、肌の微生物が棲む環境を破壊します。また合成ポリマーと界面活性剤を一緒に配合すると、界面活性剤の力を底上げしてしまいます。さらに強い力で肌バリアを壊してしまうのです。

日焼け止めの選び方について
SPFとPAについてお話します。
SPFは紫外線B波をカットする力を示しています。SPF20の場合、20分×20=400分=6時間40分までは日焼けが抑制されます。ですから、日差しの強さに対抗できる値ではありません。「時間」の目安です。SPFの値は高ければ高いほど肌への負担がかかります。ちょっとお出かけするときなどは、SPF20で充分です。日焼けを気にしすぎて肌に負担をかけるのは本末転倒!!
PAはシミやたるみの原因となる紫外線A波の防止効果を表すものです。++++、+++、++、+の4段階に分かれています。ちょっとした外出程度なら++で大丈夫です。日焼けは乾燥やシミ、くすみの原因になるので、なるべくなら避けたいものですが、肌の負担になっては困ります。また、開封したものは消費期限は1年ほどと言われています。もったいないと思う気持ちは理解しますが、酸化してしまったものを塗ると肌荒れの原因になりますので、ご注意ください。
それでは又来週お待ちしています。

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