詰め替えはありません。

こんにちは、凜としての入部です。いつも、ご利用いただき、ありがとうございます。

お問い合わせをいただく中に、「シャンプーやコンディショナーに詰め替えはないのでしょうか?」とのお声をいただきます。本来、環境のことをいつも謳っている私たちとすれば、最も考えなければならないところではあります。しかし、衛生面を考えると安易に詰め替えを発売する事ができません。なぜなら、シャンプーの液が残っているのに継ぎ足してしまう事があるからです。詰め替えをする場合は、ボトルに残っているシャンプーは使い切ってしまい、ボトルをキレイに洗って、乾かしてから詰め替えの液を入れる必要性があるからです。浴室は高温多湿のため細菌が繁殖しやすい環境にあります。ですから、きちんと詰め替えを行わないと、細菌が繁殖して、体を細菌で洗っていると言う事態を招いてしまうからです。もし他の商品をお使いで、詰め替えもお使いの方がいらっしゃるとしたら、少しお付き合いください。

水回りなどの生活環境中に常在する細菌の中に、緑膿菌があります。健常者には通常、病原性を示さない弱毒細菌ですが、免疫力が弱いお子様や高齢者の方、あるいは病後の免疫力が落ちている場合などは要注意です。免疫力の低い人に感染しやすく、感染すると他の重篤な感染症を引き起こす可能性もあります。緑膿菌はジメジメと水気のあるところ好みます。ですから、シャンプーのボトルをよく洗い濯いだ後に乾燥させなければなりません。ただし、先ほども言いましたが、常在菌ですので、人や地球に存在する微生物のうち、多くの人に共通して見られ、普段は病原性を示さない菌です。ですから万が一人体に感染してもほとんどの場合、影響はありません。ただいつも健康体であり免疫力が低下していないと言い切れるわけではないと思います。最近では病院や介護施設などでは、詰め替えを禁止している処も増えてきています。

今、大騒ぎになっている、新型肺炎も症状に差があります。やはり個人個人の体力や免疫力、また持病の有無でリスクも随分と変わってきます。

また、お子様がいらっしゃる家庭では、お風呂にアヒルやおもちゃがありませんか?ヌルッとしていることはありませんか?それらも同じ事です。使い終わったら、しっかりと水をきり、乾燥させることで、緑膿菌を死滅させることができます。小さい子供は、おもちゃを口にすることが多いので、特に気をつけてください。お風呂の中はとにかく高温多湿で、細菌たちにはとても居心地が良いのです。

それでなくても、「凜として」では、薬事法上の最低限の数値を守るための抗菌剤しか使用していません。大量生産することもなく、手作りで、新鮮なものをお届けする努力をしています。但し、私たちの手を離れ、お客様のお手元に届いてからは私たちには何もできません。シリコン・合成ポリマー、香料、着色料、酸化防止剤、合成界面活性剤は使用していません。予備で買っていただいている場合は、高温多湿を避け、日光を避けて保管して下さい。凜としては、敢えて透明ボトルを使用しています。たくさんのメーカーさんのボトルがありますが、透明のボトルを使用しているところは少ないです。保管状態が悪いと変色してしまうからです。変色しても、使用上は問題ないのですが、やはりあまり気分の良いものではありません。光を通さないようにするという理由もありますが、中身を見えなくしているのも事実です。

しかし、詰め替えについては、「凜として」にとって大きな課題です。まだまだ試行錯誤を重ねながらではありますが、より安全で笑顔になれる商品をこれからも作ります。

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