立山に守られる「富山」

こんにちは、凜としての入部です。台風一過で空が綺麗でしたね。お陰様で富山では台風の影響はフェーン現象で暑かったことぐらいでした。ちょっと過ごしやすくなってきましたね。今は稲刈りの真っ最中です。

日本三霊山をご存知ですか?日本は古くから山岳信仰が盛んです。その中でも、富士山、立山、白山を三霊山と呼びます。富士山には「富士山本宮浅間大社」、立山には「雄山神社」があります。白山の麓に「白山比咩神社」(しらやまひめじんじゃ)があります。それぞれが一之宮です。(一之宮とは、各地域で1番格の高い神社のこと)山岳信仰とは、自然崇拝で、山そのものを神として崇拝の対象とする信仰のことです。他県の方は笑うかもしれませんが、富山では「立山に守られた」とよく口にします。台風が避けてくれたり、地震の影響が無かったり、洪水にならなかったりと、自然災害が無いことは、全て立山のお陰だと心から信じています。また、古くから人は、水を大切にしてきました。飲み水はもちろんですが、農耕に不可欠な水は大変貴重なものでした。私たちは山から「生命の水」をいただくと言っています。農耕だけでなく、全国に名だたる銘酒も多くあります。また、元服登拝と言って、15歳になった男子が立山登山をする風習も残っています。他にも各々で20歳の記念、還暦の記念と言っては、立山登山を行います。山へ感謝のご報告なのです。

東京でマンションを購入するとしたら、東京タワーが見える側が高価格ですよね。富山では、立山連峰が見える側が高価格で、人気です。こんな説明の方が分かりやすいですかね?

富山に観光でいらっしゃる方は、殆どが立山や黒部ダムで自然を満喫して帰って行かれます。後は、合掌造り(世界遺産です)での体験も人気があります。

富山県には、白山から流れ出る庄川、飛騨から流れ出る神通川(神が通られた川と言う意味)、北アルプスから流れ出る黒部川、立山から流れ出る常願寺川があります。いずれも日本海に注いでいます。今の時期、鮎釣りの人でいっぱいです。また名水百選には8箇所選ばれています。その数は、全国で一番多い数になっています。私が学生の頃は、普通に家から蛍が見えました。今では見ることのできる地域は減りましたが、今でも県内の数十箇所で美しい蛍の光を見ることができます。酒蔵もいくつもあります。水がきれいなところにしか蛍は住めませんし、美味しいお酒もできません。

「凜として」は、そんな大切な水から作られています。そして、水環境を守っています。今回は富山の説明になってしまいましたが、「凜として」の故郷のことも知っていただきたく思いました。

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