VDT症候群と髪のこと

こんにちは、凜としての入部です。すっかり秋も深まりました。ついこの間まで、暑い暑いと言っていたのが嘘のようです。

生活習慣についてお話しさせていただきます。髪に良い生活習慣って、具体的にどんなことだと思いますか?前回にお話した良い睡眠は勿論ですが他にもいくつかあります。

適度な運動もその1つ。健康の基本でもありますが、頭皮にもとても良い影響を与えます。運動をすることで全身の血行が良くなり、ストレス解消にもつながります。ストレスは自律神経を乱し、頭皮の血行を悪化させます。それから喫煙も悪影響です。ニコチンは血管を縮めてしまう作用があるからです。そのため髪の栄養不足を招きやすくします。次に卵や鶏肉など、タンパク質の多い食材を意識して摂取しましょう。よく髪には海藻が良いと言いますが、海藻はミネラルが豊富なので髪を美しくしてくれますが、ハリやコシが欲しければ、タンパク質が大切です。ですから、タンパク質とミネラルをバランス良く摂取することをオススメします。

そして今回1番お伝えしたいのが、目の疲労と髪の関係です。

眼精疲労は身体に様々な症状を引き起こします。日頃からパソコンやスマートフォンの使用時間が長いと感じている方は要注意です。眼精疲労が原因で肩こりや寝不足が生じることで、血行不良や成長ホルモンの分泌低下に繋がります。髪の毛の成長には栄養や酸素が血液の流れによって供給されることが不可欠です。他の全ての細胞も活性するには成長ホルモンが必要です。そのため、眼精疲労に伴う身体の体調不良は育毛を妨げる可能性が考えられるのです。

V D T症候群とは、パソコンやスマートフォンを使った長時間作業によって、目や身体や心に影響の出る病気です。ビジュアル・ディスプレイ・ターミナルの略です。別名「I T目症」とも呼ばれています。症状としては、目が疲れる、痛む、乾く、かすむなどの症状があり、それを放置すると肩がこる、首がこる、腕が痛む、酷くなると背中に痛みが出る場合もあります。進行することによって、イライラやうつ、食欲減退などの症状を引き起こします。

予防法

パソコンやスマートフォンの画面は画素と言う小さな点の集まりです。この画素が非常な速さで点滅して画像を作っているため、目は常にチラチラした光の刺激にさらされていることになります。光が反射して画面に映り込むと目に負担がかかります。

・1時間画面を見たら、10分〜15分の休憩をとりましょう。その時、遠くの景色を眺めたりして目を休ませる。

・適度に身体を動かして、身体の緊張をほぐしましょう。

・メガネやコンタクトは、定期的に検査して度の合ったものを使いましょう。

・室内の湿度にも気を配り、ドライアイに注意しましょう。

・パソコン用のブルーライトカットメガネをかけましょう。

子供たちも同様です。テレビゲームやスマホの使用時間が長くなると同様のことが起こります。その他にも近視が進んだり、光過敏性のてんかんなどの症状が出る場合があります。子供の場合は、使用時間は30分程度を目安にして、1時間以上は要注意です。

私も毎日の仕事にはパソコンが欠かせないので、必ずこれらのことは注意しています。今までもたくさんの現代病を紹介してきましたが、今回の「V D T症候群」も便利になったが為の現代病です。私たちは、便利な生活を得る為に、自分の身体を犠牲にしています。以前の生活には戻れないのだから、その分意識して、自分の身体を守り、労って下さい。

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