星に願いを

こんにちは。凜としての入部です。いつもご利用いただき、ありがとうございます。

コロナウイルスも少し落ち着きに向かっているような。ワクチン接種も始まり、本当にあともう少しですね。気を抜かず、頑張らねば!

先週の土曜日は、満月でしたよ!「月光浴」しましたか?私は、見惚れすぎて、お財布フリフリを忘れてしまいました。笑

でも、お昼にプラネタリウムに行ってきたので、星を探してみました。プラネタリウムなんて何年ぶりでしょうか。小学生に戻った気分で、星のお勉強をしました。秋の終わりから冬にかけて、空気が乾燥し、晴れた夜は星の鑑賞には最適な季節になります。お肌には乾燥は良く無いのですが・・・

冬の星座で代表的なのが、南の空に輝く「オリオン座」ベテルギウスと、「おおいぬ座」シリウス、「こいぬ座」プロキオンが、冬の大三角ですね。ベテルギウスは、赤く輝いて見えるので、見つけやすいです。次に1番明るく見える星がシリウスで、白く大きく輝いています。ベテルギウスとシリウスを結び、正三角形を作るようにするとプロキオンが見つかります。少し離れたところに黄色みがかった星が見えます。ぎょしゃ座のカペラです。シリウスの次に明るい星です。それにプラスして、双子座のポルックス、牡牛座のアルデバランを加えた六角形を「冬のダイヤモンド」と呼びます。

一方、北の空には、カシオペア座や北極星、北斗七星が見えます。

また、3月は、春の星座が見え始めます。北斗七星の柄の部分を延ばすと「牛かい座」のアークトゥルスや「乙女座」のスピカを見つけることができます。アークトゥルスはオレンジ色に輝く1等星、スピカは真珠色に輝く1等星です。この2つの星を「夫婦星」と呼びます。もう1つの一等星、「獅子座」のレグルスも少し離れて輝いています。

ギリシア神話には星のお話がたくさんあります。乙女座は古くから知られていた星座で、いくつかの神話が伝えられています。

ひとつは正義の女神アストレア、司法の神とも言われ、彼女が持っている天秤は、「公正と平等」を表し、弁護士バッチにもなっていますね。また別に、乙女座は左手に麦の穂を持って描かれていることから、豊穣の女神であるデーメーテルの娘、ペルセフォネであるとも伝えられています。ある日、ペルセフォネは野で花を摘んでいましたが、その美しい姿を冥界の神、プルトーンがみそめ、妻にしたいと思います。しかし、母は許しません。大事な娘を冥界のお妃にとは、とんでもないと断ります。怒ったプルトーンは、ペルセフォネを冥界へと略奪してしまいます。母デーメーテルは悲しみ、地上の草木は枯れ、作物はひとつとして採れず、人々は餓え、死ぬ人たちも出てきました。この様子を見ていたゼウスは、プルトーンに娘を返すよう説得します。どうにかペルセフォネを地上に連れ戻すことに成功しますが、プルトーンの策略で、二度と地上の人間のようには戻れないザクロの実を食べさせられていました。それで、ペルセフォネは1年のうち4ヶ月は冥界に戻らなければならないことになりました。この期間デーメーテルは悲しみ、地上では作物が採れなくなりました。この物語から、四季ができたと言われています。春になると母と娘は再会を喜び、野には花が咲き始めます。ペルセフォネがいない冬の季節には草木は枯れ、穀物が実ることはありません。この時期、乙女座は夜空に上らず、大地は凍てつくのだと伝えられています。こんな風に、子供たちに四季を伝えるのも良いと思いませんか?

「ペルセポネの略奪」と言う有名な絵画があります。レンブラントが描いたもので、現在はベルリン美術館にあります。インターネット検索すると、たくさんの画家がこの神話の絵画を描いています。是非ご覧ください。

星から神話へと話は移りましたが、星を見ながら神話を思うと、より一層、星の神秘さを感じます。星は、ガスのかたまり、または岩のかたまり。ガスの燃えカスからできたもの。なんて、科学的に言ってしまっては、夜空を見上げる気にもなりません。

自然は、宝物です!自然からの恵みを受け取ってください。そして、自然に感謝してください。たくさんの恵みをいただいていることを思い出してください。

ディズニーのピノキオの曲でも聴きながら、星に願いをしてみませんか?

ゼペット爺さんが「ピノキオが本当の子供になりますように」と星に願うシーン、素敵です

星に願いを 「ピノキオ」より

輝く星に心の夢を祈ればいつか叶うでしょう

キラキラ星は不思議な力 あなたの夢を満たすでしょう

人は誰もひとり 哀しい夜を過ごしてる

星に祈れば淋しい日々を光り照らしてくれるでしょう

それでは、また次回、お待ちしています。

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