大変です!黄砂です!

こんにちは、凜としての入部です。いつも「凜として」をご利用いただき、ありがとうございます。

「黄砂」の季節がやってきました。辛いです。太平洋側の方は黄砂には縁遠いかもしれませんが、日本海側では、この季節、決まって黄砂に悩まされます。

黄砂とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠)で舞い上がった砂が偏西風に乗って飛んでくる現象です。文字通り、黄色い砂です。見通しの効く距離(視界のこと)が悪くなり、体調にも影響を及ぼすと言われています。砂だけならまだしも、大気汚染の原因になる化学物質、カビ、細菌なども一緒に運んできます。私の住む富山では、この時期(3月~5月)本当に多いです。冬が終わり、少しずつ暖かくなり、桜のつぼみも膨らみ始め、本来ならとても良い季節なのですが・・・必ず黄砂でノックアウトされます。今年は、過去10年で最大規模だと報道されています。洗濯ものや布団を外に干すことはできません。車だって、洗車しても洗車しても、すぐ黄色くなってしまいます。大陸で黄砂が発生すると、大体48時間かけて日本に飛来します。その間、工業地帯や都市部の上空を通る過程で有害物質が付着します。最近では、マイクロプラスチックが混じっていることもあるようです。

症状は、人それぞれですが、咳や痰が出たり、目や肌、耳の穴が痒くなるというのが多いようです。その中でも特に肌に症状が出る人が目立ちます。砂には微生物、その死骸、金属、化学物質など、多くのアレルギーを引き起こすものが含まれているからです。

花粉と同時期なために、不調の原因が黄砂にあると気付いていない人も多いと言われています。

黄砂から身を守るには、黄砂飛来が予測される日は、洗濯ものや布団を外に干さない。外出時はマスクをして、帰宅したらお風呂に入るなど、一般的な花粉症対策と同じです。

私は、黄砂の日は、非常に嫌な匂いを感じます。目や顔が痒くなります。

黄砂の人体影響

中国の医療専門家は、砂塵が人体の呼吸器系等に対し、最大の危害を与えると報告しています。砂塵の中の微小粒子は肺の組織に侵入し、特に免疫力が弱い人は被害対象になりやすい。流行病の調査で、吸気中の砂塵の増加につれて、肺部感染、心血管疾病、心筋梗塞、高血圧及び脳卒中などが増えていることが分かっっています。(環境省HPより)

先日テレビで、黄砂は、粘膜に傷をつけ、花粉やほこりを防ぐ力を落とす。国立環境研究所の報告によると、心筋梗塞の発症も1.46倍になり、妊婦と胎児にも影響があることがわかってきたと報道していました。妊婦さんの疾病で、胎盤が早期に剥離してしまう「常位胎盤早期剥離」と言うものがあります。これは、母子ともに危険な状態を引き起こします。この疾病が、黄砂飛来の後は、1.4倍に増加していることが発表されています。特に28週以降の妊婦さんは、外出を控えるようにと言っています。今年は、コロナの影響でマスクは当たり前になっていますが、3月から5月にかけては、花粉、黄砂からも身を守らなければなりません。毎日の天気予報を確認する時に、花粉、黄砂、P M2.5などの数値もチェックして、なるべく不要な場合は外出を控えましょう。とにかく、自分で自分を守ってください。また、外出した場合は、お風呂に入り全身を清潔に保ちましょう。髪にもたくさんの黄砂や花粉が付着します。まずは、お湯で髪をよく洗ってから、シャンプーで頭皮を洗ってください。普段よりもこの季節は、髪を洗うことは、とても大切です。帽子をかぶることもお勧めします。

日日是好日です!

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