旬の根菜「山うなぎ」

こんにちは、凜としての入部です。いつも「凜として」をご愛用いただき、ありがとうございます。随分と寒くなってきました。また、乾燥が激しいです。

本格的に寒くなり、慌ただしい12月は、体調をくずしがちです。滋養に富む、旬の根菜で美しく乗り切りたいものです。

今回は、長芋にスポット!長芋には3つのタイプがあります。ヤマノイモ(山芋)、ジネンジョ、ダイジョです。スーパーによく並んでいるのが、山芋です。

私は、ネバネバ大好きなので、山芋も大好物です。すりおろして、お蕎麦に入れたり、ご飯にかけたり、そのまま卵を入れていただいたり。山芋は優れものの根菜です。

粘りのもとムチンが胃壁を保護します。でんぷん分解酵素ジアスターゼ、アミラーゼの作用は加熱すると激減するので、すりおろし、とろろなどにして生で食べるのが良いです。

長芋は、栄養価が高く、こくのある独特の風味を持った健康野菜です。栄養価の高さから「山うなぎ」という名前まで存在します。長芋には、亜鉛やカリウム、鉄などのミネラル成分、ビタミンB群、オキシターゼ等多くの消化酵素も含んでいます。「里芋」と同じように長芋にも「ムチン」が含まれており、細胞を活性化させる働きがあり、新陳代謝が促進され、老化予防、肌荒れ、疲労回復、便秘・むくみの改善を促してくれます。また、血糖値の上昇を抑える働きがあるので、糖尿病、動脈硬化の予防につながります。

保存方法もとても簡単です。新聞紙に包んで風通しの良い冷暗所に置くと1ヶ月以上保存できます。カットされたものを保存する場合は、ラップで密封し、冷蔵庫へ入れれば10日程度保存できます。冷凍する場合は、すりおろしてフリーザーバッグに入れ、板状にして冷凍すれば、使う分だけ割って使えるので無駄なく扱えます。長芋をすりおろす際は、金属製のものは使わず、プラスチック製のものを使用すると良いでしょう。金属は酸化を促進させてしまいます。

すりおろしたり、カットした長芋が赤黒く変色してしまうことがありますよね。それは、「ポリフェノールオイシターゼ」という成分が酸素と反応して「酸化」することが原因で起こる現象です。多少変色している程度であれば品質への影響はありません。しかし、明らかに変色している部分が多い場合や匂いや感触に違和感を感じるものは腐敗している可能性が高いので食べないように気をつけてください。

お酢やレモン汁を使用することもオススメです。酸化防止だけでなく、調理の際の痒みにも有効です。

サラダ・和え物・酢物・つけものなど、今日のおかずの一品に是非加えてみてください。

日日是「山うなぎ」

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